サプリメントの過剰摂取に気をつけよう!
サプリメントを摂取するときに、
まず注意しなければならないのは、
サプリメント過剰症になります。
サプリメント過剰症については、
各栄養素の効能・効果でも紹介していますが、
摂取する人によっては上限値に満たなくても、
症状がでる方もいると思われます。
サプリメント過剰症のおもな症状
ビタミンA | 食欲不振、頭痛、吐き気、腹痛、発疹、眼球乾燥、皮膚の乾燥、知覚異常、月経異常、肝臓肥大 |
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ビタミンB6 | 手足の運動失調、知覚神経障害 |
葉酸 | 興奮、不眠、てんかんを悪化させる |
ナトリウム | 血圧の上昇、のどが渇く |
カリウム | 胃腸の不調、下痢、血圧低下、不整脈 |
カルシウム | 幻覚、脱力、食欲不振、腎・尿路結石 |
マグネシウム | 傾眠(うとうとする)、低血圧 |
リン | 腎機能の低下、骨代謝障害、副甲状腺機能亢進症 |
亜鉛 | 貧血 |
銅 | 吐き気、腹痛、筋肉痛 |
マンガン | 神経痛、不安感、脱力感、記憶・判断力障害、パーキンソン病 |
上記のような症状がみられた場合は、
以下の方法で対処してみてください。
- サプリメントを摂るのをいったん中止し、症状がなくなるまでしばらく様子を見る。
- 症状がなくなれば、以前飲んでいた半分の量から取り始め、少しずつ増やしていく。
- 症状がおさまらなければ、そのサプリメントを摂るのをやめる。
また、上の表のような症状が出なくても、
体調が悪かったり違和感を感じるようであれば、
量を減らしてから少しずつ増やしていくようにし、
どうしても違和感がなくならないようなら、
利用しているサプリメントの摂取を中止しましょう。
サプリメントは薬と違うので副作用はほとんどありませんが、
まれに副作用が発生する可能性があります。
その場合は、摂取を一旦中止して量を減らしてみたり、
合わないようであれば摂取をやめることも必要です。
サプリメントの組み合わせや薬との併用について
サプリメントを摂取するときに、
一緒に摂るとその効果が半減してしまう組み合わせや、
併用に気をつける必要のある薬があります。
サプリメントの保存方法
サプリメントには使用期限が明記されていますが、
この使用期限は開封していない場合の期限になります。
使用期限は開封してから、
約一年と考えるのが良いでしょう。
開封後に注意しなければいけないのは湿気です。
冷蔵庫に入れる必要はないですが、
しっかりとフタを閉めて、
日の当たらない涼しい場所で
保管するようにしましょう。
もし、サプリメントと一緒に入っている
乾燥剤を無くしてしまった場合は、
食品用に作られた乾燥剤を購入するか、
米粒を入れるなどして対処すればよいと思います。
サプリメントはあくまでも,
日頃の不足した栄養を補うものであり、
基本となるのは毎日の食事です。
1日3食をしっかりと食べ、
どうしても不足してしまう栄養素を
サプリメントで補い、
適度な運動、規則正しい生活をしましょう。